顔面多汗症の治療
顔面多汗症の汗を抑える方法
顔面多汗症で汗を一時的に抑える方法があります。暑い時や緊張した時、スポーツなどをした時などに「顔や頭部にかく汗を一時的に抑えたい」という時に使える方法です。
それは胸の乳輪あたりを強く圧迫し、顔面多汗症の汗を抑えるという方法です。この方法は半側発汗という皮膚圧反射を利用したものだそうで、汗には体の圧迫されている側の汗が減って反対側の汗が増えるという特徴があります。
ですから、体の上半身を圧迫すれば顔や頭部などの汗が減り、逆に下半身の汗が増えるということになるのです。顔面多汗症の汗を抑えるには、適当な厚さの紐などで胸を縛って圧迫すると効果があるようです。
しかし、この方法は一時的に汗を抑える方法なので、簡単な方法で顔面多汗症の汗を抑えたいときに行うと良いでしょう。
顔面多汗症に使う制汗剤
顔面多汗症にアルミニウム配合の外用制汗剤を使う方法があります。
アルミニウム配合の外用制汗剤はかぶれやすいため、通常はわきの下や手足に使われるのが一般的ですが、注意すれば顔面多汗症にも使用できるようです。
アルミニウム配合の外用制汗剤には、わきの下の多汗症用の「オドレミン」や「テノール液」、そして「塩化アルミニウム液」などがあります。
「オドレミン」は、アルミニウム含有量が多いので薄めて使用しますが、「テノール液」は粘度が高いので精製水で薄めるのは適していないようです。「塩化アルミニウム液」は、わきの下や手足の多汗症用として処方されているもので、顔面多汗症用としては処方されていないようです。
「塩化アルミニウム液」はかぶれやかゆみなどの副作用が強いため、使用時には非常に注意が必要で、積極的に処方されることはまずないそうです。
顔面多汗症に使用する際は医師の指導のもと極薄い濃度で使用し、決して濃い濃度で使うことのないよう気をつけましょう。
顔や頭部の多汗症を治療「星状神経節ブロック」
顔や頭部の多汗症治療の方法に「星状神経節ブロック」というものがあります。
「星状神経節ブロック」とは、のどにある星状神経節という交感神経が集まる場所の近くに局所麻酔をして、交感神経を一時的にブロックし、自律神経バランスを是正する方法です。
こうすることで脳の視床下部の機能が改善され、全身の血液の循環やホルモンの分泌が正常化されると考えられています。「星状神経節ブッロク」では首から上の汗が止まるそうなので、顔や頭部の多汗症に効果があります。
「星状神経節ブロック」は1回が1,000円~1,500円の治療費で、症状によって異なりますが、効果が現れるまでには30回ほどの治療を受ける必要があるそうです。
治療後は数ヶ月から1年間ほど効果が持続しますが、顔や頭部の多汗症の汗が止まるのは永久的ではないので、効果がなくなると再び治療を受けることになるようです。
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