多汗症の原因
多汗症とストレス
常にストレスを受けている現代人の多くが、多汗症で悩んでいるといわれています。
汗で悩んでいる方すべてが多汗症かというとそうではなく、ただ汗を多くかくだけの「汗っかき」という場合もありますし、精神的ストレスが大きくて治療が必要な場合もあります。多汗症で汗を多くかき、その汗により臭いが出てさらにそれが原因で悩んでいるという場合もあります。
本来、汗自体には臭いはありませんが、わきの下、足などに汗をかくことにより皮膚の細菌が増殖され臭いが発生します。その上、汗を気にしすぎると汗や臭いを増やすことになり、その臭いを気にすることでまたさらに汗をかき、もっと臭うようになってしまいます。これではさらにストレスを受け、汗を増してしまうという悪循環になります。
このように、ストレスは多汗症にも悪影響を与えるのです。ストレスが多い今、ストレスとは切り離せないわきがや多汗症も現代病といえるかもしれません。
多汗症と食事
多汗症と食事は一見関係がなさそうですが、大きく関係しています。個人差はありますが、辛いものや熱いものを食べると汗が出てきます。多汗症の方は辛いものや熱いものを食べると汗が増加します。
しかし、普段の食事に気をつけることにより、多汗症を予防することができます。熱いものや辛いものを控えるということも重要ですが、特に脂肪分が多い肉類や油分が多い揚げ物などの食事は多汗症にも大きく影響します。
なぜなら、これらの食事は汗腺を刺激し発汗を促してしまうからです。ですから、なるべく肉類や揚げ物などの食事を摂らないようにすることが多汗症の予防になります。また、コーヒーも汗腺を刺激して発汗を促すといわれているので、食後のコーヒーは多汗症を予防するためには控えた方がよいでしょう。
多汗症の予防や様々な病気の予防にもなるので、この機会に日常の食事を見直すことを考えてみてください。
多汗症予防には水を飲まない?
多汗症だから汗をかかないように「水を飲まないようにしたほうが良い」などと思い込み、多汗症の方で水を飲まない方がいらっしゃいます。しかし、本当に水を飲まなければ汗は減るのでしょうか?答えは「NO」です。
多汗症の多くは、精神的な原因による発汗なので、水を飲んでも飲まなくても汗の量が変わることはありません。逆に水を飲まないと脱水症状が出たり、便秘になったりと多汗症とは違う症状がさらに増えるだけですし、多くの水分をとっても汗より尿の排泄量が増えるだけだそうです。
ところが、水分を取っても汗を減らすことができます。それは、スポーツ飲料などミネラルや塩分を多く含む飲料水を摂取することです。それらを多量に飲むと血液の塩分濃度が上がり、汗が減ることがあるそうです。
多汗症は遺伝するのか
多汗症は遺伝するのでしょうか。わきがなどは確かに遺伝によるところが多いようで、例えばご両親がわきがならば7割、どちらかの親がわきがならば5割は子供もわきがになるといわれています。
※わきがの遺伝についてのより詳しい内容はこちらをご参考ください⇒わきがの遺伝
では、多汗症はどうでしょう。実は多汗症も遺伝するといわれているのです。それは、緊張しやすいとか、ホルモンバランスが崩れやすいなど「親子だから体質が似る」といわれることが遺伝の原因とされています。
これらを遺伝したことで多汗症になることはありますが、多汗症自体が直接遺伝するわけではありません。わきがも多汗症も汗が原因ですが、わきがの場合は皮膚の細菌が作用して臭いを発生させます。
しかし、多汗症は精神的なものが原因で汗が多くなることもあるので、遺伝と諦めずにまずは多汗症の原因をつきとめ、治療をすれば治癒することも可能です。
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